渋幕二次対策!熱望組の方へ

投稿者: | 2023年1月31日

みなさま、こんにちは。
これをご覧になっているという事は、一次残念組の方々でしょうか。

普段あまりこういう内容は書かないようにしているのですが、今まさに苦しい戦いをしている子達(もちろん親も)の助けに少しでもなればと思い投稿しております。

そう。
お察しの通り、うちも二次合格組です!!
去年の今の時期、本当に辛かった…
一次でサクッと不合格になり、ただでさえダメージを受けていたのに、二次の志願者数を見て唖然としました。

“これはもうアカンやん”

こんな倍率、受かる気がしない。一次の600人以上も受かる試験でさえ運悪く不合格だったのにこんな…(いや、本人の実力です。間違いないです)

でも、大丈夫!
熱望組は受かります!

何故って?

①一次で合格できなかった子しか受けない
 強者達はすでに一次で合格しております。これ敗者復活戦なのです。敵は自分と同じようなレベルってことです!

②御三家レベルは来ない
 2/1の御三家を本命にしている子達はまだその結果が出ていないので、2/2は都内の安全校を受けます。渋幕の試験は午後もあるので、わざわざ危険を冒してまで渋幕を受けないでしょう。また、渋幕を安全校だと思えるような子達は、すでに一次で合格しているから二次には来ません。

③渋幕熱望度が全て
 これまでに塾では一次対策ばかりをやってきましたよね?塾の授業は一次で落ちることを想定した内容になっていないのです。でも、熱望組なら二次の過去問もやってきたはず!そして、一次との違いを認識出来ているはず!一次の合格発表から二次まで約一週間しかありません。過去問を一から解く子と、すでに解いている子とでは当日の点数に大きな差がつくでしょう。

ですから、諦めるのはまだ早いですよ。
本当の勝負はこれからです。
因みに、一次で合格した子が特待狙いで二次を受けるという噂もありますが、二次では特待は出ません。実際に二次合格で特待の子は今のところ聞いたことがありません。

【やるべき事その一】

 一次で不合格になると、塾を信じられなくなることもありますよね。この子を救えるのはもう親である自分しかいない!とか思ったり。私も実際そうでした。でもね、塾に頼ってください。塾の先生は二次の対策も、どういう子が二次で受かりやすいかもよーーくご存知です。まずは塾の先生に電話して、二次で受かるには今何をすれば良いか聞きましょう。そして、二次対策の授業があればぜひ受けましょう。受講する子が一人しかいなくても対応してくれます。何より、二次対策の授業では、二次に特化した解き方から子供を合格に向かわせる精神的指導まで全てやってくださりますので、親も負担が減ります。私たち親は黙って見守り、健康管理と荷物チェックをすれば良いのです。

【やるべき事その二】

 二次試験で最も大切な事は、”解答欄をとにかく埋める”ことです。渋幕の先生方は二次に挑む子供達の気持ちを十分理解しておられます。最後まで諦めずに問題にしがみつき、何とか合格したいと思っている子はその気持ちが解答用紙に表れます。間違っていても自分の力を全て出そうと努力した解答欄は、白紙になり得ません。そういう子には、一点でも部分点をあげられないか悩んでくださるそうです。とにかく時間内に過去問の解答欄を全て埋める練習をしましょう。

【やるべき事その三】

 残りの時間で何をするべきか、悩みますよね。渋幕の二次では、一次のような所謂”渋幕らしい”問題があまり出ません。もちろん簡単ではありませんが、基礎が出来ていれば何とか解ける問題が出ます。なので、上述の”とにかく埋める練習”に加え、塾の通常授業でやった応用問題の見直し、時事問題の再確認、算数の作図問題の解き直しをやってください。さらに時間に余裕がある子は、塾に連絡して作図問題のプリントを送ってもらいましょう。

【在校生も応援しています】

 ここまで、受験生が何をすべきかについて書いてきましたが、在校生や先生方の対応についても触れておきたいと思います。試験前になると、在校生は全員で学校中の片付けや掃除など受験生を迎えるための準備を行います。普段何も言わない先生方もその時だけは厳しく校内のチェックをして、細かい指示を出すそうです。また、試験当日も在校生は教室やトイレへの誘導や休み時間の教室内待機などを担います。うちの子も、受験生だった時、二次試験の休み時間に話しかけてくれた優しい先輩のように自分も受験生を励ましたいと、当日朝5時に起きて急いで準備をして学校へ向かいました。在校生は誰よりも受験生の気持ちが分かる応援者だと思いました。

【最後に】

渋幕熱望度が高いほど、今が苦しいと思います。特に、ずっと子供を見守ってきた親は心が折れそうになります。もう二次はやめて、もう少し簡単なところを受けさせたい。そう思いますよね。でも、目の前のお子さんを見てください。この苦しい戦いに全力で挑もうとしているんですよ。希望を捨てていないんです。なのに親が先に諦めてはいけません。どんな結果が待っていようと、子供と一緒に走り抜けてください。そして、終わった時は目一杯褒めてあげてくださいね。

【おまけの話】

二次を受けるメリットは実はもうひとつあります。それは、繰上げ合格のチャンスが、(おそらく)一次と二次どちらも受けた人にしか無いということです。少数ですが、繰上げ合格で入学した子も実際にいます。万が一不合格になっても、電話だけはすぐに出れるようにしておきましょう。