西昌衛星発射センター

投稿者: | 2019年12月23日

China creates commercial space alliance, expands launch complex

https://spacenews.com/china-creates-commercial-space-alliance-expands-launch-complex/

中国には民間のロケット開発企業が20ほどある。発射場をそれぞれ管理するのも無駄なので共同で運営しましょうという流れか。

China is preparing to debut the new Long March 8 in 2020. It is a kerosene-liquid oxygen rocket designed to launch a 5 metric ton payload to Sun-synchronous orbit. It is derived from Long March 7 first stage and Long March 3B upper stage technologies.

中国の基幹ロケットである長征シリーズは、長征7号の1段目に長征3Bの上段を搭載した長征8号を開発中。特に驚きなのが、

The new launcher will also be the first Chinese test of vertical takeoff, vertical landing capabilities for an orbital launcher.

SpaceXのFalcon9のように、打上後に垂直に着陸する機能を有しているとのこと。元々、この西昌衛星発射センターは内陸に位置し、分離した1段目が人が住んでいる陸上に落下する。日本のロケットの飛行安全基準からすれば考えられない暴挙を何年も続けているわけだが、この1段ブースターの回収という最新技術により、人民の安全も確保されるのは素晴らしい。

尤も、冒頭にあるように、多くのベンチャーロケット企業がこの発射場を使用することになれば、彼らのロケットが全て1段目を回収するわけはないので、以前よりロケットの投棄物が落下してくる頻度は上がることになりそうだ。