10年以上前の古い本だが、本質は今でも変わっていないだろうし、ビットコインの価値はますます上昇している。暗号資産が価値を持つ仕組みは、金や銀と同じ。以下の点も共通している。
- 希少性があり、偽造が難しい
- 価値を保証する後ろ盾となる国家や組織などが無く、人間社会が勝手に価値を見出している
- それ自信は、人間の日常生活にそれほど有用でない(米と違うところ)
- 取引に匿名性がある
意外だったのは、ビットコインの総量には2100万BTCという上限があり、2024年時点でもう94%が採掘済みであること。ただし、マイニングによる報酬は徐々に減っていくので、100%に漸近する形になり、現在の予想では2040年頃になる見通し。これは金銀とは違うと言って良いだろう。もちろん金銀にも地球に存在する量という上限は理論的にあるものの、掘り尽くすということは想定しにくい。
それでいて、金銀よりも取引のコストが非常に低いというメリットが有る。