315km/hで走行中に連結部が外れたということで、原因解明まで暫く運休かと思いきや、5時間後に運行再開。大丈夫か?判断が早すぎないか?
運輸安全委員会広報課はミヤギテレビの取材に対し「今回の事案は重大インシデントにはあたらず、調査を行う予定はない」「当時自動でブレーキが作動したと報告を受けていて、調査の対象となる危険性があったとは認識していない」との見解を示した、とのことだが、安全機構が何重になっているのは当たり前で、その一つが外れた状態を重大でないというのは、違うと思うが。
分離後に再衝突するのはロケットでも昔はよくあった事故。電車ではそうならないように後続車のブレーキの方が強くなっているので衝突はあり得ない、という考え方も間違っていると思う。システム安全としてはそうだが、そのブレーキ機能も失われたら、やはり衝突はあり得た。分離したものは物理的に衝突し得る。
重大インシデントか否かの判断は、最悪の事態として安全機構が全て失われた際に起こり得た災害の大きさで判別すべきでは無いのかな。