Anti tamper deorbit
中国初の、月サンプルリターンミッションは順調に進んでいる。帰り道の第一歩となる、月面を離脱するロケットは、月周回軌道にて母船とドッキング後、不要となるため分離する。その用済みロケットをわざわざ減速させて、月面に衝突廃棄し… 続きを読む »
中国初の、月サンプルリターンミッションは順調に進んでいる。帰り道の第一歩となる、月面を離脱するロケットは、月周回軌道にて母船とドッキング後、不要となるため分離する。その用済みロケットをわざわざ減速させて、月面に衝突廃棄し… 続きを読む »
イプシロンロケットと似た、全段固体ロケットのVegaロケットが前回の2019年7月の失敗のあと、9月に成功していたが、また打ち上げ失敗した。イプシロンロケットと同様、3段の固体ロケットの最上段に、Avum (Attitu… 続きを読む »
先日の長征5Bに関する記事で、SLS Block Iの1段ロケットは高度40km×1806kmの長楕円軌道に投入されることを述べた。近地点が大気圏内にめり込んでいるため、分離された1段ロケットは1周地球を回ってきた後に大… 続きを読む »
中国が他国に迷惑を掛けるのはウイルスだけではない。宇宙開発においても一線を越えたと言えるだろう。これまでも中国の長征シリーズは、そのブースターや1段目、酷い場合は全機が陸上の人口稠密地域に落下し、人的被害まで出している。… 続きを読む »
遠くの方で飛行機雲が折れ曲がっており進路を変更しているのが分かるが、flightradar24で確認すると100km先付近。結構遠くまで見えるものだ。その更に向こうまで見えている。実際の経路の転向角度は僅か5度くらいだが… 続きを読む »
ANAホールディングスが進めていた、航空機から発射するタイプの空中発射ロケット会社Virgin Orbitのとの提携で、日本で空中発射ロケットに適した空港として、大分空港を選定した。日本の地理的環境が空中発射ロケットと適… 続きを読む »
DARPAが賞金を懸けていた競争的開発プログラムに、3社が参加していた。1つは空中発射のVirgin Orbit、1つは経営破綻してしまったVector、そしてもう一社は名前を伏せられたステルス企業だった。前者2社は既に… 続きを読む »
ロケットをエンジンの推力で下から押すと、ひっくり返ってしまいそうなものである。倒れずにまっすぐに飛び続けられる理由について説明してみる。 自分が子供の頃に最も納得できた例えは、ホウキを立ててバランスさせる遊びである。 今… 続きを読む »
日本の主力ロケットの打上能力を以下に示す。(Wikipediaより:H-IIA、イプシロン ) このように、夏だけ打上能力が低かったり、同じ打上能力でも投入軌道の高度が低い。夏バテともいえるこの能力差について考察を行う。… 続きを読む »
ロケットはほぼ真上に打ち上げられることが多いが、これは最初だけで、地球を周回する軌道に乗った時には水平に飛行している。これは空気抵抗の大きい大気圏を最短で通過するための工夫である。 まず、ロケットが発射後、大気圏を抜ける… 続きを読む »